2009年05月05日

FX「レバレッジ」規制強化を金融庁が打ち出す。




FX(外国為替証拠金取引)は簡単にそれも少ない投資資金から始める
ことが出来るということから、急速に普及して個人投資家、それも
主婦やOLさん、サラリーマンなど今まで投資とは余り縁のなかった
人がドンドン参加しています。

しかし、確かに簡単に始めることが可能ですし、1万円から投資が出来る
という誰でも感覚がヒートアップして、徐々にその取引金額が大きくなる
ということから、大きく儲ける人も居ますが、とんでもない損失を出す
人も増えているんですね。

その大きな要因が、少ない証拠金を預けてその金額の何倍もの金額の取引が
可能になるという、「レバレッジ」と言うシステムなんですね。

例えば、1万円の証拠金を預けておいて、この「レバレッジ」を100倍という
事に設定すると、100万円分の取引が可能になるということです。
これは、利益も損失もこの100万円分に対しての金額が発生するということ
なんですね。

10,000円の取引であれば、5,000円の損益と言うことが100倍のレバレッジで
取引した場合、その損益は500,000円になってしまうということです。
勿論、預けた証拠金に対しての損失の金額設定をすることで一定金額の損失が
出たとき、自動的に決済する方法もあります。

その。「レバレッジ」は、このFXの取り扱い業者によって10倍くらいから大きな
ものでは数百倍という数字を設定している所も有ります。
これを売りにしている業者も有ります。

この「レバレッジ」が大きいということがFX市場をヒートアップさせ、個人投資家
などに、大きな損失を発生させたりして問題になっているということが金融庁から
出され、今回「レバレッジ」を20〜30倍程度に規制しようという動きが始まって
いるんです。

FX投資家によってその考え方は違うと思いますが、手数料が無料と言うことに
魅力を感じたり、取り扱い商品、FXでは通貨の種類ですがそれの多さに魅力を
感じたり、あるいは一発で大きく儲けてやろうということで数百倍というこの
「レバレッジ」に魅力を感じて参入しているのか違うと思います。

金融庁はこの規制で、FX市場の健全化を計るといっていますが、投資家や市場
関係者、あるいは、取り扱い業者それぞれそのことに対して批判的なことも
出始めています。

確かに、「少ない資金で大きな取引」ということは、良い面と悪い面と両方あり
それは個人投資家と取り扱い業者によって別れる部分と同じ考え方が出来る部分が
あります。

今後しばらくは対立も続くと思いますが、規制強化導入は多分実行されると思います。
個人投資家の方は、対策を考えておくといいですよ。







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