ドル・ユーロが2週間ぶりユーロ安。ニューヨーク外為市場。

アレックス

2010年12月19日 15:25



ニューヨーク外為市場では、現地17日でドルが対ユーロで
2週間ぶりという安値になっています。
これは、先日の格付け会社、ムーディーズによる北欧の
アイルランドの格付けを一気に5段階も引き下げた事が
影響、またIMFによる発表で、アイルランドの財政の赤字の
削減が思うように進まず目標の削減が難しいということを
明示したことによる失望感からの安値になったようです。

欧州連合の首脳会議では、2013年の後半からの欧州安定
メカニズム設置ということでのEU基本条約を改正には
各国が賛同したものの欧州債務危機の懸念を払拭するには
到らなかったということです。

ある専門筋は、今後のユーロ圏の債務問題については、中期的に
解決するのではと考えているようですが、ユーロ関係の取引に
ついては、今後暫くは、荒っぽい取引になるのではないかと
予測しているようです。

年末と言うことで、取引量も少なくなっていることに加えて
アイルランドなどの債務について具体的な解決策がいまだに
見つからないこと、さらに今後欧州の国の中で債務問題が
新たに発生するのではないかと言う懸念も有るようで暫く
ユーロに対しては様子見と言うことになりそうです。


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